近年、女子ラグビーへの注目が着実に高まっている。オリンピック種目のセブンズ、そしてワールドカップのある15人制――女子ラグビーには、男子と同じく2つの大きな舞台がある。ルールは基本的に男子と同じで、スピードとひたむきなプレーは観る人を引き込む。この記事では、女子ラグビーの全体像と、日本の主な舞台、楽しみ方を分かりやすく紹介する。はじめて女子ラグビーに触れる人の入り口になれば幸いだ。
女子ラグビーにも2つの形がある
女子ラグビーも、男子と同じく「15人制」と「7人制(セブンズ)」の2つが行われている。ルールの基本は男子とまったく同じで、トライは5点、ノックオンやオフサイドといった反則の考え方も共通だ。
- 15人制:1チーム15人。前後半各40分で、じっくりと組み立てる本格的なラグビー。ワールドカップもこちら。
- セブンズ(7人制):1チーム7人。前後半各7分の短時間決着で、オリンピックの正式種目。スピード感が魅力。
「女子だから特別なルールがある」というわけではない。男子観戦で覚えた知識は、そのまま女子ラグビーでも通用する。
セブンズ ― オリンピックの舞台
女子ラグビーが世界的に注目を集めるきっかけとなったのが、セブンズのオリンピック採用だ。7人制は2016年のリオデジャネイロ大会から正式種目となり、女子も男子と並んでメダルを争っている。
- 少人数で広いスペースを使うため、快足選手の独走トライが頻発する。
- 14分で決着し、1日に複数試合が行われるトーナメント形式が主流。
- 日本でも、女子セブンズは国内トップの舞台として定着している。
短時間でスピーディーに決まるセブンズは、ラグビー観戦そのものの入り口としてもおすすめだ。
日本の女子セブンズ ― 太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ
日本国内の女子セブンズの中心となっているのが、「太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ」だ。全国各地を転戦しながら複数の大会を行い、各チームが積み上げたポイントの合計でシーズン王者を争う。
- ながとブルーエンジェルス、PEARLS、東京山九フェニックスなど、実力あるチームがしのぎを削る。
- 大学勢やクラブチームも参加し、若い世代の登竜門にもなっている。
- シーズン終盤には総合順位を決めるグランドファイナルが開催され、シリーズの締めくくりを飾る。
国内トップ選手のプレーを間近で観られるこのシリーズは、女子ラグビー観戦のいちばんの近道と言える。
15人制 ― ワールドカップのある本格派
女子ラグビーには、15人制のワールドカップという大きな目標もある。国際的には強豪国が世界の頂点を争い、日本代表も出場権をかけて挑み続けている。15人制は、スクラムやラインアウトといったセットプレー、フォワードとバックスの分業など、ラグビーの醍醐味がフルに味わえる形式だ。
- セブンズで名を上げた選手が15人制でも活躍するなど、両方をまたいで戦う選手もいる。
- 国内でも15人制の大会・交流が行われ、競技の底上げが進んでいる。
- 女子15人制の強化は、日本ラグビー全体の今後を占う大きなテーマになっている。
セブンズの軽快さとはまた違う、組織で戦う15人制の奥深さも、ぜひ味わってみてほしい。
女子ラグビーの楽しみ方
女子ラグビーは、男子とはまた違った魅力にあふれている。
- ひたむきさ:一つひとつのプレーに込められた懸命さが、観る人の心を打つ。
- スピードと技術:とくにセブンズでは、広いスペースを生かした快足のランやステップが光る。
- 近い距離感:会場によっては選手との距離が近く、迫力とともに親しみを感じられる。
- 入りやすさ:短時間で決まるセブンズから入れば、ルールを覚えながら気軽に楽しめる。
まずは女子セブンズの大会から、気になる選手やチームを見つけてみるのがおすすめだ。
まずは一試合、応援してみよう
女子ラグビーは、セブンズとオリンピック、15人制とワールドカップという世界の舞台につながりながら、国内でも着実に裾野を広げている。ルールは男子と同じなので、これまでの観戦知識をそのまま生かせる。ScramHubでは、女子セブンズの結果や組み合わせも追いかけている。気になった大会やチームから、ぜひ一度応援してみてほしい。ひたむきなプレーの積み重ねが生むドラマは、きっとあなたの心に残るはずだ。
ScramHub編集部
日本ラグビーを追いかけるファンサイト「ScramHub」の編集チーム。リーグワン・大学・高校・代表の試合を現地とデータの両面から追い、初めての人にも分かる解説を心がけています。
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