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データ分析

リーグワン スタッツ分析 ― 数字で読む各チームの強みと弱み

文・楕人(ScramHub編集部)

順位表は「勝った・負けた」の結果を並べたものだが、その数字の裏には各チームの“性格”が隠れている。 トライで押し切る攻撃型なのか、失点を抑える守備型なのか。キックで手堅く刻むのか、規律で相手を上回るのか——。 このページでは、リーグワン Division1 の公式データをもとに、順位表には出てこない独自の指標を ScramHub が独自に集計し、ランキング化した。数字を切り口に、各チームの本当の姿を読み解いていく。(集計対象:Division1 全12チーム、各最大18試合。数値は公式集計をもとに算出。)

攻撃力 ― 1試合平均得点

1試合あたり何点を取るか。総得点を試合数で割った、攻撃力のもっともシンプルな指標。試合数が違っても比較できるのがポイントで、上位はトライを量産できる破壊力を持つチームだ。 今季、最も得点力が高いのはコベルコ神戸スティーラーズ41.7点/試合)。

  1. 1コベルコ神戸スティーラーズ41.7点/試合
  2. 2クボタスピアーズ船橋・東京ベイ39.4点/試合
  3. 3埼玉ワイルドナイツ36.9点/試合
  4. 4東京サンゴリアス34.7点/試合
  5. 5静岡ブルーレヴズ32.2点/試合
  6. 6トヨタヴェルブリッツ30.1点/試合

守備力 ― 1試合平均失点(少ないほど堅い)

1試合あたり何点を許すか。数字が小さいほど守備が堅い。優勝を争うチームは、派手な攻撃よりもこの失点の少なさで安定して勝ち星を積み上げていることが多い。 今季、最も失点が少ないのは埼玉ワイルドナイツ18.7点/試合)。

  1. 1埼玉ワイルドナイツ18.7点/試合
  2. 2クボタスピアーズ船橋・東京ベイ19.8点/試合
  3. 3コベルコ神戸スティーラーズ25.3点/試合
  4. 4東京サンゴリアス29.9点/試合
  5. 5ブラックラムズ東京30.6点/試合
  6. 6トヨタヴェルブリッツ32.5点/試合

トライ数 ― シーズン通算

得点の中心であるトライを、シーズンでいくつ挙げたか。ボーナスポイント(4トライ以上で+1点)にも直結するため、トライ数の多さはそのまま勝点の伸びやすさにつながる。 今季、最も多くトライを挙げたのはコベルコ神戸スティーラーズ112)。

  1. 1コベルコ神戸スティーラーズ112
  2. 2クボタスピアーズ船橋・東京ベイ102
  3. 3埼玉ワイルドナイツ93
  4. 4東京サンゴリアス87
  5. 5静岡ブルーレヴズ86
  6. 6トヨタヴェルブリッツ77

得点構成 ― キック(PG・DG)由来の割合(低いほどトライ型)

総得点のうち、ペナルティゴール・ドロップゴールといったキックで稼いだ割合。低いほどトライで押し切る攻撃型、高いほどキックで刻む堅実型という性格が表れる(トライとその後のコンバージョンによる得点は含めない)。 今季、最もキックに頼ったのはブラックラムズ東京16%)。

  1. 1ブラックラムズ東京16%
  2. 2東京サンゴリアス12%
  3. 3浦安D-Rocks11%
  4. 4横浜キヤノンイーグルス10%
  5. 5埼玉ワイルドナイツ9%
  6. 6トヨタヴェルブリッツ8%

コンバージョン成功率の目安 ― ゴール数÷トライ数

挙げたトライのうち、追加点(コンバージョン)を何割決めているか。キッカーの精度とトライを取る位置の良さを映す指標で、接戦をものにできるかどうかを左右する。 今季、成功率が最も高いのは埼玉ワイルドナイツ76%)。

  1. 1埼玉ワイルドナイツ76%
  2. 2浦安D-Rocks74%
  3. 3コベルコ神戸スティーラーズ74%
  4. 4トヨタヴェルブリッツ74%
  5. 5東芝ブレイブルーパス東京74%
  6. 6クボタスピアーズ船橋・東京ベイ73%

ボーナスポイント ― 勝敗以外で稼いだ勝点

勝点のうち、勝敗(勝ち4・分け2)以外=4トライ以上や7点差以内敗戦のボーナスで得た分。ここが多いチームは「負けても善戦」「勝つときは大量トライ」と、勝敗表に出ない地力を持つ。 今季、最も多く獲得したのはクボタスピアーズ船橋・東京ベイ14)。

  1. 1クボタスピアーズ船橋・東京ベイ14
  2. 2東京サンゴリアス12
  3. 3コベルコ神戸スティーラーズ11
  4. 4埼玉ワイルドナイツ10
  5. 5静岡ブルーレヴズ8
  6. 6東芝ブレイブルーパス東京7

規律 ― 1試合あたりの反則数(少ないほど良い)

1試合あたりの被反則数(=自軍が犯した反則の数。ペナルティゴールの本数とは別)。少ないほど相手にペナルティゴールや好機を与えにくい。ただし反則数は自陣で守る時間が長いほど増えるなど試合展開にも左右されるため、規律の高さを完全に映す指標ではない点には留意したい。 今季、最も反則が少ないのはブラックラムズ東京8.8反則/試合)。

  1. 1ブラックラムズ東京8.8反則/試合
  2. 2埼玉ワイルドナイツ9.2反則/試合
  3. 3クボタスピアーズ船橋・東京ベイ9.3反則/試合
  4. 4東京サンゴリアス9.3反則/試合
  5. 5浦安D-Rocks10.6反則/試合
  6. 6トヨタヴェルブリッツ10.8反則/試合

こうして数字で並べると、同じ「強いチーム」でも勝ち方はまるで違うことが見えてくる。攻撃力で押すチーム、守備で耐えるチーム、規律で上回るチーム—— 順位表の順番だけでは分からない各チームの個性を知っておくと、実際の試合を観るときの解像度が一段上がるはずだ。

最新の順位は順位表、各指標のもとになるルール(ボーナスポイントや得点方法)はリーグワンの仕組みガイド得点方法ガイドで確認できる。