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ScramHub観戦ガイド2026-07-29

ラグビーの得点方法 完全ガイド ― トライ・コンバージョン・PG・DGの違い

SH文・ScramHub編集部最終更新 2026-07-29

「今の得点、何点入ったの?」。ラグビーを観始めた人が最初につまずくのが、この“点数”だ。ラグビーには4つの得点方法があり、それぞれ点数も狙い方も違う。この記事では、トライ・コンバージョン・ペナルティゴール・ドロップゴールという4つの得点をひとつずつ整理し、スコアの動きが読めるようになるところまで解説する。仕組みが分かれば、点差の意味や終盤の駆け引きまで見えてくる。

得点は4種類 ― まず全体像

ラグビーの得点方法と点数は、次の4つだ。

  • トライ:5点
  • コンバージョンゴール:2点
  • ペナルティゴール:3点
  • ドロップゴール:3点

最も価値が高いのがトライ(5点)で、その直後に追加で狙えるのがコンバージョン(2点)。反則から狙うのがペナルティゴール(3点)、プレー中に蹴るのがドロップゴール(3点)である。この4つを押さえれば、スコアボードの動きはほぼ説明できる。

トライ(5点)― 最大の得点

トライは、相手陣の一番奥にある「インゴール」に、ボールを地面にしっかり押さえつけることで成立する(「グラウンディング」という)。ボールを持って走り込んでも、空中でパスを受けて飛び込んでも、地面にボールを押さえた瞬間にトライが認められる。

  • 1回で5点と最も高く、ラグビーの得点の中心。
  • 押さえる場所は左右どこでもよいが、なるべく中央寄りに押さえると、次のコンバージョンが蹴りやすくなる。
  • ゴールライン上や、相手を押し込んでの「モール」からのトライも認められる。

ボールを「置く」のではなく「押さえる」動作が必要で、力を込めて地面に付ける瞬間が求められる。ここが野球やサッカーの得点とは違う、ラグビー独特のポイントだ。

コンバージョンゴール(2点)― トライ後の“おまけ”

トライを決めると、その直後にゴールキックのチャンスが与えられる。これがコンバージョン(ゴール)で、成功すれば2点が追加される。つまりトライ+コンバージョンで最大7点になる。

  • キックは、トライを押さえた地点から「まっすぐ後ろに下がった線上」の好きな位置から蹴る。
  • そのため、トライを中央寄りに押さえるほど正面から蹴れて成功しやすく、端で押さえると角度がついて難しくなる。
  • 15人制ではじっくり構えるプレースキック、セブンズでは時間短縮のドロップキックで蹴る。

「トライを取る位置」が次のキックの難易度を左右するため、選手は少しでも中央に近づこうと粘る。この一連の流れが分かると、トライ後の攻防の意味が見えてくる。

ペナルティゴール(3点)― 反則から狙う堅実な3点

相手が反則を犯すと、反則した地点から相手陣のゴールを狙ってキックできる。これがペナルティゴール(PG)で、成功すれば3点だ。

  • ゴールに近い位置での反則なら、トライを狙わずPGで確実に3点を取る、という選択がよく使われる。
  • キッカーの正確さがそのままチームの得点力になるため、司令塔(スタンドオフ)やフルバックの精度が重要。
  • 「トライを狙って0点のリスク」か「PGで堅く3点」かの判断は、点差と残り時間をにらんだ戦術そのもの。

終盤に3点差・6点差といった僅差の局面では、このPGを取るか攻め続けるかの選択が勝敗を分ける。スコアが動かない時間帯こそ、実は駆け引きが激しい。

ドロップゴール(3点)― 流れの中で蹴る一発

ドロップゴール(DG)は、プレーが続いている最中に、ボールを一度地面にワンバウンドさせてから蹴り、ゴールバーの上を通せば3点になる。反則がなくても、自分たちの好きなタイミングで狙えるのが特徴だ。

  • 接戦の終盤、トライが取り切れない状況で「一発3点」を狙う切り札として使われる。
  • ワールドカップの決勝が、この土壇場のドロップゴールで決まった例もあるほど、勝負を決める得点になり得る。
  • 蹴る技術と、蹴る一瞬をつくる周囲のお膳立てが必要な、高度なプレー。

滅多に出ないぶん、決まったときの盛り上がりは格別。「なぜ今そこで蹴ったのか」が分かると、観戦の解像度が一気に上がる。

点差の“意味”を読めると観戦が深くなる

得点方法を覚える一番のメリットは、点差の意味が読めるようになることだ。たとえば「7点差」はトライ+コンバージョン一本で追いつける差、「3点差」はPGかDG一本で並べる差、という具合に、残りの点差から“何が必要か”が見えてくる。終盤にトライを狙い続けるのか、PGで刻むのか――チームの選択の理由が理解できると、緊迫した終盤がぐっと面白くなる。ScramHubの試合記事や順位表とあわせて、スコアの裏にある駆け引きも楽しんでみてほしい。

SH

ScramHub編集部

日本ラグビーを追いかけるファンサイト「ScramHub」の編集チーム。リーグワン・大学・高校・代表の試合を現地とデータの両面から追い、初めての人にも分かる解説を心がけています。

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