リーグワン2025-26のシーズンを締めくくったプレーオフトーナメント。最後の二試合は、対照的な決着でファンの記憶に刻まれた。
まず6月6日、秩父宮ラグビー場での3位決定戦。東京サントリーサンゴリアスと埼玉パナソニックワイルドナイツが対戦し、前半はサンゴリアスが7-0とリードした。しかし後半、埼玉が一変する。立て続けに4本のトライを奪い、19-26と逆転勝利を収めた。前半の劣勢を後半の畳みかけでひっくり返す――王者級のチームが持つ「ギアの上げ方」を象徴する一戦だった。
そして翌6月7日、国立競技場での決勝。コベルコ神戸スティーラーズとクボタスピアーズ船橋・東京ベイの一戦は、3位決定戦とは対照的に、緊張感に満ちたロースコアの攻防となった。前半13-13、後半は神戸の司令塔・李承信がペナルティゴールを重ねて22-13。派手なトライの応酬ではなく、規律と決定力で競り勝つ。神戸はこの「我慢比べ」を勝ち切り、悲願の初優勝を遂げた。
逆転劇の3位決定戦と、締め上げた決勝。タイプの異なる二試合は、リーグワンの懐の深さを示すものだった。攻めて勝つチームも、守って勝つチームも頂点を狙える――その多様性こそが、このリーグの面白さである。
SH
楕人(ScramHub編集部)
1980年代から日本ラグビーを追いかけて約40年。学生・社会人(オンワード オークス)から現在のキヤノンイーグルスまで、現地とテレビの両方で観戦を続けてきた一人のファン。カテゴリごとにバラバラだった日本ラグビーの情報を一か所に集めたいという思いで ScramHub を運営し、初めての人にも分かる観戦ガイドを書いています。
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